一等無人航空機操縦士 二等無人航空機操縦士 助成金について
コースと料金 スケジュール 時間割と会場 準備していただくもの 国家ライセンスとは お申し込み
一等無人航空機操縦士
カテゴリーIIIの飛行に必要な資格です(他に第一種機体認証と許可承認の取得が必要)。
実技試験(修了審査)は屋外で、目視外スクエアを除き全てATTIモードで行われます。合格ラインは80点です。
一等《基本》実地試験内容
科目 | 内容 | 制限時間 | 減点 |
---|---|---|---|
机上試験 | 飛行計画の作成(5問) | 10分 | 誤り1問につき-5点 |
飛行前口述試験 | 飛行空域およびその他の確認 | ↓ | |
作動前点検 | 飛行前口述試験全体で誤りがあった場合 -10点 | ||
作動点検/飛行点検 | ↑ | ||
実技① 高度変化を伴うスクエア飛行 | ATTIモード | 6分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技② ピルエットホバリング | ATTIモード | 3分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技③ 緊急着陸を伴う8の字飛行 | ATTIモード | 5分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
飛行後点検 | 電源を切って点検 | 誤りがあった場合 -5点 | |
飛行後の記録 | 指定の様式に結果を記入 | 誤りがあった場合 -10点 | |
飛行後口述試験 | 事故または重大インシデント | 3分 | 誤りがあった場合 -5点 |
飛行後口述試験 | 事故等発生時の処置 | 3分 | 誤りがあった場合 -5点 |
一等《昼間限定変更(夜間)》実地試験内容
机上〜作動点検/飛行点検は基本と共通です。また飛行後の口述試験はありません。
科目 | 内容 | 制限時間 | 減点 |
---|---|---|---|
実技① 高度変化を伴うスクエア飛行 | ATTIモード | 6分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技② 緊急着陸を伴う8の字飛行 | ATTIモード | 5分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
一等《目視内限定変更(目視外)》実地試験内容
机上〜作動点検/飛行点検は基本と共通です。また飛行後の口述試験はありません。
科目 | 内容 | 制限時間 | 減点 |
---|---|---|---|
実技① 高度変化を伴うスクエア飛行 | P/Nモード | 9分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技② 異常事態における飛行 | ATTIモード | 5分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
二等無人航空機操縦士
レベル3.5の飛行に必要な資格。またカテゴリーIIBの飛行については許可承認が不要になります(他に第二種機体認証が必要)。
実技試験(修了審査)は屋内で、緊急事態の飛行を除きP/Nモードで行われます。合格ラインは70点です。
- 二等初学者講習の時間割はこちら(PDF)
- 二等経験者講習の時間割はこちら(PDF)
- 講習初日の持ち物はこちら
ご確認の上ご用意ください。
二等《基本》実地試験内容
科目 | 内容 | 制限時間 | 減点 |
---|---|---|---|
机上試験 | 飛行計画の作成(4問) | 5分 | 誤り1問につき-5点 |
飛行前口述試験 | 飛行空域およびその他の確認 | ↓ | |
作動前点検 | 飛行前口述試験全体で誤りがあった場合 -10点 | ||
作動点検/飛行点検 | ↑ | ||
実技① スクエア飛行 | P/Nモード | 8分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技② 8の字飛行 | P/Nモード | 8分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技③ 異常事態における飛行 | ATTIモード | 6分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
飛行後点検 | 電源を切って点検 | 誤りがあった場合 -5点 | |
飛行後の記録 | 指定の様式に記録 | 誤りがあった場合 -10点 | |
飛行後の口述試験 | 事故または重大インシデントの説明 | 3分 | 誤りがあった場合 -5点 |
飛行後の口述試験 | 事故等発生時の処置の説明 | 3分 | 誤りがあった場合 -5点 |
二等《昼間限定変更(夜間)》実地試験内容
机上〜作動点検/飛行点検は基本と共通です。また飛行後の口述試験はありません。
科目 | 内容 | 制限時間 | 減点 |
---|---|---|---|
実技① スクエア飛行 | P/Nモード | 9分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技② 異常事態における飛行 | ATTIモード | 5分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
二等《目視内限定変更(目視外)》実地試験内容
机上〜作動点検/飛行点検は基本と共通です。また飛行後の口述試験はありません。
科目 | 内容 | 制限時間 | 減点 |
---|---|---|---|
実技① スクエア飛行 | P/Nモード | 9分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
実技② 異常事態における飛行 | ATTIモード | 5分 | 飛行の態様に応じて、減点1〜不合格 |
コースと料金
国家ライセンス講習では一人当たりの実技訓練時間が法律で決められています。それに基づいた講習日程になっていますので、同時に受講できる人数は一等2名、二等3名とさせていただいております。定員を超える人数での受講をご希望の場合は時間割、日程を調整しますのでご相談ください。
コース/科目 | 標準講習日数 | 標準料金 |
一等無人航空機操縦士【経験者】総合コース (基本+夜間+目視外) | 5日 | 302,500円(税込) |
二等無人航空機操縦士【初学者】総合コース (基本+夜間+目視外) | 4日 | 305,800円(税込) |
二等無人航空機操縦士【経験者】総合コース (基本+夜間+目視外) | 2日 | 182,600円(税込) |
再審査料金《基本》 | 0.5日 | 30,800円(税込) 補習1時間8,800円+再審査22,000円 |
再審査料金《目視外》 | 0.5日 | 30,250円(税込) 補習1時間8,250円+再審査22,000円 |
再審査料金《夜間》 | 0.5日 | 30,250円(税込) 補習1時間8,250円+再審査22,000円 |
- 上記日数は最短の場合です。見極めや修了審査に不合格の場合は補講や再審査が必要になります。
- 学科および実地講習は国土交通省告示第九百五十一号(令和四年九月五日)に準拠して行います。
- 受講開始時にすでに学科試験に合格されている方は講習内の学科の時間を実技に振り替えることができます(日本海事協会の無人航空機操縦士試験申込システム内 学科試験結果ページのスクリーンショットの提出が必要です)。
- 修了審査は無人航空機操縦士実地試験実施基準、一等無人航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)および二等無人航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)に準拠して行います。
- 上記料金は変更される場合があります。
- 「お申し込み」フォームからお申し込みください。
- 受講者のスティックモードに制限はありません。1でも2でもご希望のモードで受講していただけます。
スケジュール
※日程は変更することがございます。お申込みの前に再度ご確認ください。
※一等無人航空機操縦士コースの《目視外・夜間》については飛行許可承認申請が必要となるため、ご希望日程の4週間前までにお申し込みください。
※下の表中に記載の日数は標準の日数です。各修了審査に不合格の場合は別途補講+再審査が必要になります。
コース | 定員 | 日程 |
一等無人航空機操縦士 【経験者】総合コース (5日間) ※CPDSユニット相談可 | 2名 | 12月~3月は講習をお休みします。 (→今年最後の一等講習) |
二等無人航空機操縦士 【初学者】総合コース (4日間) ※CPDSユニット相談可 | 3名 | ■【基本】2/7(金)、2/10(月)、2/14(金)【目夜】2/21(金) ■【基本】3/4(火)~3/6(木)【目夜】3/18(火) |
二等無人航空機操縦士 【経験者】総合コース (2日間) ※CPDSユニット相談可 | 3名 | ■【基本】2/4(火)【目夜】2/18(火) ■【基本】3/3(月)【目夜】3/17(月) |
お申込みの際には上記からご希望の日程を選び、「お申し込み」フォーム内に記入してください。
会場の都合等により日程の変更をお願いする場合がございます。その場合はメールにてご連絡差し上げます。
時間割と会場
コース(時間割) | 会場 |
一等無人航空機操縦士 【経験者】総合コース(時間割はこちら) | 六呂師自然楽舎 ※天候により実地会場が美山アンデパンダン広場に なることがあります |
二等無人航空機操縦士 【初学者】総合コース(時間割はこちら) | 美山トレーニングセンター |
二等無人航空機操縦士 【経験者】総合コース(時間割はこちら) | 美山トレーニングセンター |
準備していただくもの
講習の1週間前までにお振込みください
下の申込フォームから講習を予約後、講習初日の1週間前(初日が月曜なら前の週の月曜)までに料金をお振込み下さい。恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
振込先) 三井住友銀行 福井支店(普)0655996 ニホンシステムバンク(カ |
講習初日までにご準備ください
すべての方
- 技能証明申請者番号
ドローン情報基盤システム(DIPS2.0)から取得して該当部分のスクリーンショットを提出してください。
講習機関の登録もお願いします(事務所コード T0187001)※初日に確認します - 本籍の記載のある住民票の写し(6カ月以内に作成したもの)
- 自動車運転免許証(表・裏)の写し(自動二輪免許、小型特殊免許、原付免許は除く)、
または下記のいずれか
・身体検査合格証明書(海事協会)※ 病院で無人航空機操縦者身体検査証明書を取得して申し込んでください
・無人航空機操縦者技能証明書
・航空機操縦練習許可書 - 顔写真(縦30mm x 横24mm)
経験者コース受講の方
- 国交省HP掲載講習団体発行の民間技能認証または国交省発行の許可承認書の写し
学科試験に合格している方(学科を実地講習に変更)
- 日本海事協会の無人航空機操縦士試験申込システム内、学科試験結果ページのスクリーンショット
その他持ち物など
- 筆記用具
- マスク(任意)
- お好きな飲み物、おやつなど
六呂師自然楽舎:徒歩約5分のところに飲料の自販機はありますが、付近にコンビニはございません(車で約15分)。
美山トレーニングセンター/美山アンデパンダン広場:会場に飲料の自販機はあります。コンビニまでは車で約5分です。 - 動きやすい服装
日射および天候の変化に対応できる服装をご用意ください。また屋外講習用には多少汚れても差支えのない靴(特に雨あがりの場合は長靴)をご用意ください。 - 上履き
※スリッパは会場にございます。
国家ライセンスとは
2022年12月5日施行の改正航空法でドローンの世界に初めて国家資格(通称国家ライセンス)として「無人航空機操縦者技能証明制度」が導入されました。一等無人航空機操縦士と二等無人航空機操縦士という種類があり、さらにそれぞれ「基本」「昼間限定変更」「目視内限定変更」「25kg未満限定変更」という区別があります。ただこれは「国家資格がないとドローンを飛ばせない」という意味ではありません。結論を言うと「現状ではすべての人に必要な資格ではない」ということです。下図にまとめてみました。
新制度によって、これまで不可能だったカテゴリー3の飛行が可能になります。そのような飛行を業務として行う場合には一等無人航空機操縦士が必要です。空の宅配便といったところが代表的なイメージでしょうか。ただし、
- 一等資格を持った人が
- 第一種機体認証を受けた機体を
- 運航方法について許可承認を得て
という条件がそろって、はじめてそのような飛行が可能になります。この機体認証は型式認証を受けて販売されている機体については容易になりますが、第一種型式認証を受けた機体はまだACSLの1機のみです。
二等無人航空機操縦士が対象とするカテゴリー2は、現在個別に、あるいは包括申請という形で許可承認を取得して行っている飛行です。この方式も併存するので二等資格が無くても特に困ることはありませんが、一部の許可承認が原則不要となるというメリットが大きい業務の方は取る意味があるでしょう。
ただ許可承認が不要になるのは「カテゴリー2Bに限って」なので、たとえば空中散布でドローンを使いたい人には関係ありませんし、カテゴリー2Bに該当する場合も「第二種機体認証を受けた機体」を使用するという条件がつきます。この機体認証は型式認証を受けて販売されている機体については容易になりますが、第二種型式認証を受けた機体はまだソニー、イームズロボティクス、ドローンワークシステム、センチュリー、エアロセンスの5機のみで、多くの操縦者が使用しているDJIは取得する気がないようです。
レベル3.5で潮流が変わるか
…と現状では取る意味があまり感じられなかった国家ライセンスですが、2023年末大きなニュースがありました。それが「レベル3.5飛行の新設」です。
ポイントは「操縦ライセンス」があれば機体認証無しの機体で、立入管理措置を講じずにほぼ無人の場所での目視外飛行ができるというところです。これで国家ライセンスを取る意味が明確になりました。
国家ライセンス講習のお申し込み
下記フォームに必要事項を入力してお申し込みください。
原則2営業日以内に受付のご連絡を差し上げます。