国家ライセンス講習

国家ライセンスとは

コースと料金

【定員2名】国家ライセンス講習では一人当たりの実技訓練時間が法律で決められています。それに基づいた講習日程になっていますので、同時に受講できる人数は講師の数と同じ2名とさせていただいております。3名以上での受講をご希望の場合は時間割、日程を調整しますのでご相談ください。

コース/科目標準講習日数標準料金
一等無人航空機操縦士【経験者】総合コース
(基本+夜間+目視外)
5日302,500円(税込)
二等無人航空機操縦士【初学者】総合コース
(基本+夜間+目視外)
4日305,800円(税込)
二等無人航空機操縦士【経験者】総合コースA
(基本+夜間+目視外)
2日182,600円(税込)
二等無人航空機操縦士【経験者】総合コースB
(基本+夜間+目視外)
※本コースは2024年5月開催予定
3日244,200円(税込)
補習料(実技/1時間)
※再審査の際に1時間必須となります
《基本》8,800円(税込)
《目視外・夜間》8,250円(税込)
再修了審査費用22,000円(税込)
国家ライセンス講習料金

助成金について

  1. 上記日数は最短の場合です。見極めや修了審査に不合格の場合は補講や再審査が必要になります。
  2. 学科および実地講習は国土交通省告示第九百五十一号(令和四年九月五日)に準拠して行います。
  3. 修了審査は無人航空機操縦士実地試験実施基準一等無人航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)および二等無人航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)に準拠して行います。
  4. 上記料金は変更される場合があります。
  5. お申し込み」ページからお申し込みください。その後、メールで料金の支払い方法等をお知らせいたします。

スケジュール

※一等無人航空機操縦士コースの《目視外・夜間》については飛行許可承認申請が必要となるため、原則ご希望日程の4週間前までにお申し込みください。

※日程は変更することがございます。お申込みの前に再度ご確認ください。

コース日程
一等無人航空機操縦士【経験者】
総合コース(5日間)
※CPDSユニット相談可
■【基本】3/4(月)~3/6(水)
 【目視外】3/18(月)【夜間】3/19(火)

■【基本】4/1(月)~4/3(水)
 【目視外】4/22(月)【夜間】4/23(火)

■【基本】4/30(火)~5/2(木)
 【目視外】5/27(月)【夜間】5/28(火)
■【基本】6/3(月)~6/5(水)
 【目視外】6/24(月)【夜間】6/25(火)
二等無人航空機操縦士【初学者】
総合コース(4日間)
※CPDSユニット相談可
■【基本】3/11(月)~3/13(水)
 【目視外・夜間】3/25(月)

■【基本】4/15(月)~4/17(水)
 【目視外・夜間】4/25(木)

■【基本】5/8(水)~5/10(金)
 【目視外・夜間】5/30(木)
■【基本】6/11(火)~6/13(木)
 【目視外・夜間】6/27(木)
二等無人航空機操縦士【経験者】
総合コース(2日間)
※CPDSユニット相談可
■【基本】3/7(木)
 【目視外・夜間】3/21(木)

■【基本】4/8(月)
 【目視外・夜間】4/24(水)
■【基本】5/13(月)
 【目視外・夜間】5/29(水)
■【基本】6/10(月)
 【目視外・夜間】6/26(水)
国家ライセンス講習スケジュール

お申込みの際には上記からご希望の日程を選び、申込フォーム内に記入してください。
(会場の都合等により日程の変更をお願いする場合がございます。その場合はメールにてご連絡差し上げます。)

時間割と会場

コース(時間割)会場
一等無人航空機操縦士
【経験者】総合コース(時間割
六呂師自然楽舎
※天候により実地会場が美山アンデパンダン広場
なることがあります
二等無人航空機操縦士
【初学者】総合コース(時間割
美山トレーニングセンター
二等無人航空機操縦士
【経験者】総合コース(時間割
美山トレーニングセンター
国家ライセンス講習時間割と会場

受講にあたって準備していただくもの

  1. 技能証明申請者番号
    ドローン情報基盤システム(DIPS2.0)から取得してください
    ※最近取得にかかる時間が以前より長くなっているようなのでお早目の手続きをお願いします。
  2. 本籍の記載のある住民票の写し(6カ月以内に作成したもの)
  3. 運転免許証(表・裏)の写し、または
    無人航空機操縦者身体検査証明書(6カ月以内に作成したもの)
    身体検査合格証明書、航空身体検査証明書
  4. 写真(縦30mm x 横24mm)の裏面に氏名および生年月日を記入したもの
  5. 経験者コースを受講する場合国交省HP掲載講習団体発行の民間技能認証または国交省発行の許可承認書の写し

その他持ち物など

  • 筆記用具
  • マスク(任意)
  • お好きな飲み物、おやつなど
    六呂師自然楽舎:徒歩約5分のところに飲料の自販機はありますが、付近にコンビニはございません(車で約15分)。
    美山トレーニングセンター/美山アンデパンダン広場:会場に飲料の自販機はあります。コンビニまでは車で約5分です。
  • 動きやすい服装
    日射および天候の変化に対応できる服装をご用意ください。また屋外講習用には多少汚れても差支えのない靴(特に雨あがりの場合は長靴)をご用意ください。
  • 上履き
    ※スリッパは会場にございます。

国家ライセンスとは

2022年12月5日施行の改正航空法でドローンの世界に初めて国家資格(通称国家ライセンス)として「無人航空機操縦者技能証明制度」が導入されました。一等無人航空機操縦士二等無人航空機操縦士という種類があり、さらにそれぞれ「基本」「昼間限定変更」「目視内限定変更」という区別があります。ただこれは「国家資格がないとドローンを飛ばせなくなる」という意味ではありません。結論を言うと「現状ではすべての人に必要な資格ではない」ということです。下図にまとめてみました。

新制度によって、これまで不可能だったカテゴリー3の飛行が可能になります。そのような飛行を業務として行う場合には一等無人航空機操縦士が必要です。空の宅配便といったところが代表的なイメージでしょうか。ただし、

  • 一等資格を持った人が
  • 第一種機体認証を受けた機体を
  • 運航方法について許可承認を得て

という条件がそろって、はじめてそのような飛行が可能になります。

二等無人航空機操縦士が対象とするカテゴリー2は、現在個別に、あるいは包括申請という形で許可承認を取得して行っている飛行です。この方式も併存するので二等資格が無くても特に困ることはありませんが、一部の許可承認が原則不要となるというメリットが大きい業務の方は取る意味があるでしょう。

ただ許可承認が不要になるのは「カテゴリー2Bに限って」なので、たとえば空中散布でドローンを使いたい人には関係ありませんし、カテゴリー2Bに該当する場合も「第二種機体認証を受けた機体」を使用するという条件がつきます。この機体認証手続きは型式認証を受けて販売されている機体については容易になりますが、第二種型式認証を受けた機体はまだSonyの1機のみで、多くの操縦者が使用しているDJIは取得する気がないようです。

レベル3.5で潮流が変わるか

…と現状では取る意味があまり感じられなかった国家ライセンスですが、2023年末大きなニュースがありました。それが「レベル3.5飛行の新設」です。

ドローンのレベル3.5飛行制度の新設について」より
ドローンのレベル3.5飛行制度の新設について」より

ポイントは「操縦ライセンス」があれば「機体認証」無しで、立入管理措置を講じずにほぼ無人の場所での目視外飛行ができるというところです。これで国家ライセンスを取る意味が明確になりました。